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精神神経科 後期研修プログラム

一般研修目標(GIO)

精神神経医として信頼されうる医療を提供するために必要かつ基本的な知識・技能・態度を身につける。

具体的研修目標(SBOs)

  1. 患者および家族から適切な病歴聴取を行うことができる。
  2. 適切な精神症状の評価を行える。
  3. 適切な向精神薬の投与が行える。
  4. 支持的な精神療法を行える。
  5. より専門的な精神療法が必要か、判断できる。
  6. 脳波の基礎的な判読ができる。
  7. 脳画像の基礎的な判読ができる。
  8. 適切な心理検査の指示が行える。
  9. 他職種の業務状況を理解する。
  10. チーム治療のための適切なコミュニケーション、リーダーシップがとれる。
  11. リワークプログラム、集団認知行動療法について、適切な指示が行える。
  12. 精神科の患者、家族に対する説明同意の留意点について理解する。
  13. 他科との連携診療を適切に行える。
  14. 臨床研究の基礎について学習する

方略(LS)

  1. 入院患者を主治医として担当する。
  2. 病棟回診にて指導医・上級医と担当以外のすべての入院患者についても検討を行う。
  3. 病棟回診におけるレビューを作成し、討論に参加する。
  4. 外来患者を主治医として担当し,継続的に診療する。
  5. 毎朝のミーティングの内容を理解し、依頼事項について対応を行う。
  6. 運営会議に出席し、他職種の業務状況に関する討論に参加する。
  7. 医局の抄読会に出席する。
  8. 医局症例検討会、精神科合同症例検討会、東京大学と共同で行われる症例のカンファレンスに出席し、研修を行う。

評価(EV)

  1. 日本精神神経学会が規定する専門医認定に関する項目に準じて評価を行う。
    評価者:自己ならびに指導医
    評価時期:毎年度終了時
    評価方法:自己記録ならびに指導医の面談
  2. 指導者アンケート
    評価者:指導医・病棟師長・外来看護師
    評価時期:毎年度終了時
    評価方法:アンケート方式

研究機関

原則として3年

後期研修医週間予定表

午前 朝ミーティング
クリニカルボード
病棟業務
朝ミーティング
病棟業務
朝ミーティング
外来
朝ミーティング
病棟業務
朝ミーティング
病棟業務
午後 外来 病棟回診 病棟業務 病棟業務 外来
東大との症例検討会 運営会議
抄読会
医局症例検討会
精神科合同症例検討会
病院主催クリニカルカンファレンス(月1回)

精神神経科専門医を目指す後期研修の3年間

1年目
指導医・上級医による指導をうけながら,主治医として外来・入院診療の研鑽を積む.精神神経科症例検討会を通じて精神神経科の考え方や知識を学び、必要な診断方法や治療方針を習得していく。また、主治医ではなくとも、カンファレンスや回診を通じて幅広い疾患に対する理解と経験を深める。検査業務については、適切に指示出来るようにする。他科の連携診療について研鑚を積む。外来では、退院後の患者の治療継続を行い、疾患の縦断像を把握出来るよう努める。指導医や上級医の指導の下、各種書類を適切に記載する。院内で定期的に開催される医療安全・医療倫理の講演会には積極的に出席する。
2年目
引き続き、指導医・上級医による指導をうけながら、主治医として外来・入院診療の研鑽を積む。精神神経科症例検討会を通じて精神神経科の考え方や知識を深め、診断方法や治療方針を習熟していく。カンファレンスや回診を通じて幅広い疾患に対する理解と経験をさらに深め、多職種チームにおいて適切なコミュニケーション、リーダーシップをとれるように研鑽する。基本的な疾患では適宜指導医・上級医に相談しながら一人で診療可能なレベル到達を目指す。他科との連携業務を、一人で診療可能なレベル到達を目指す。積極的に外来業務を行い、疾患の幅広い知識を身につけるとともに、引き続き疾患の縦断像を把握出来るよう努める。指導医や上級医の指導の下、各種書類を適切に記載する。医療安全・医療倫理の講演会には積極的に出席する。
3年目
主治医として外来・入院患者を受け持ちながら各種検査を行うとともに、臨床研修医の上級医としての指導も行なう.地域の診療所等との連携を、より有機的に行えるように努め、全人的な診療としての精神神経科診療の習得を目指す。日本精神神経学会が定める専門医の研修要件を適切に達成出来るよう、指導医と相談する。