精神神経科

(1)概要

精神神経科では、うつ病や躁うつ病、統合失調症、認知症、不安症などをはじめとした精神疾患の診断、治療をおこなっております。診断のためには問診、血液検査、画像検査に加えて心理検査や物忘れの検査を受けることも可能です。当科には、医師、看護師、診療をサポートするクラークのほか、作業療法士、公認心理師、病棟薬剤師などが所属しており、多職種で共同して治療にあたっています。精神科医による診察や薬の調整を中心に治療していますが、必要に応じて心理検査や心理カウンセリング、精神科リハビリテーションプログラム(作業療法、高齢者向けの回想法、職場復帰支援のためのプログラム、発達障害専門プログラム)を用いて治療を行います。またソーシャルワーカーによる医療相談や環境調整をおこなっております。なお、当科では10歳以下の乳幼児や小児の患者さんの診療は行っておりません。

(2)ポリシー

患者さんが希望する人生や生活が送れるように精神科治療でどのようなお手伝いができるかを考えて治療をいたします。精神科の治療には副作用が伴うことや、得られると考えうる効果に限界があることがあります。そのため、当科では患者さんやご家族に治療のメリット・デメリット、懸念点などを十分にご説明し、患者さんと医療者で話し合いながら共同して治療方針を考えて行きます。

(3)特徴

社会復帰や生活を支援する多様なプログラム

当科では、患者さんのご状況や抱える悩み、症状に応じて、次のような支援プログラムを用意しています。

  • 職場復帰援助プログラム:うつ病などにより休職中・病休中で、職場復帰を目指している方を対象としています。プログラムでは、生活リズムの改善を図り、集団認知療法などを通して対人交流の習得を目指します。また、再発を予防するためのアプローチも行っています。
  • 発達障害専門プログラム:発達障害の診断を受けている1歳以上のかた、発達障害の傾向がある18歳以上のかたを対象としたプログラムです。コミュニケーション・スキルを学んだり、自己理解を深めたりすることを目的としています。

無けいれん電気痙攣療法

うつ病や躁うつ病、統合失調症で緊急性が高い場合や、薬物療法を行なっても治療の効果が不十分な方には入院治療で無けいれん電気けいれん療法を行っております。
麻酔科、手術部の協力を得て適切な医学的管理のもとで実施されます。詳しくは主治医にお尋ね下さい。

個室が多く防音工事も施された快適な入院環境

入院治療を行う当科の病棟は、精神科病棟としては個室(差額室料あり)が多いという特徴があります。また、壁や天井には防音工事も施されており、静かな環境でお過ごしいただけます。エクササイズルームや作業療法室なども整備されており、治療の一環として使用することが可能です。
なお、当科の病棟は開放病棟であり、外泊や持ち込み物品などの約束事を守っていただくことも重要です。

外来受診・入院ご依頼手順

入院ご依頼手順


受診される方へのメッセージ

当科のホームページをご覧いただきありがとうございます。当科の特色は、医師、看護師、薬剤師、公認心理師、ソーシャルワーカー、作業療法士といった多職種が所属していることと総合病院の中の精神科であることです。
患者さんがどんな経緯の心身の不調に至ったのか心、体、暮らしなどの視点から総合的に診察をします。
治療における様々な選択にあたっては患者さんの希望を重視して多職種の専門職と患者さんと話し合い、共同で決定することを大切にしております。

治療が急性の病状の悪化時のほか、現在の治療で十分な効果が得られないと感じられる場合や、診断が決まらずに困っている場合など、患者さんに応じた検査・治療を行ってまいります。受診や入院をご希望の方は、まずはおかかりの主治医にご相談ください。

当科では初診・再診ともに完全予約制となっております。
初診ご希望の方は、かかりつけ医療機関からの紹介状をご準備の上、03-3448-6111で予約をお取りください。
※当科ではWEB予約は行っておりません。