- ホーム
- 人間ドックのご案内
人間ドックのご案内
先生よりメッセージ
日本人の死因の60%が、がん、心疾患、脳血管疾患により占められています。従って人間ドックの最も重要な目的は、がんや生活習慣病の早期発見や発症予防にあります。
現代の日本では、一生涯のうち男性の二人に一人、女性の三人に一人ががんに罹患します。以前はがんというと不治の病というイメージでしたが、現代の医療ではがんも早期発見すれば完治する病気です。がんも生活習慣病も早期の段階では、全く自覚症状がありません。普段元気に過ごされていても、定期的に人間ドックを受ける事により、がんや生活習慣病の早期発見や発症予防に努める事が極めて重要です。そして「要精密検査」という結果が出たら、必ず医療機関を受診しましょう。
当院の人間ドックは病院と密接に連携をとっており、専用ダイヤルまたはWEB予約によりスムーズに受診できるようになっています。
当院は、各受診者が自分にとって最適な「テーラーメイド型の人間ドック」を受検できることを目的に、以下のような多様な種類の人間ドックコースを提供しています。
■1日コース
■2日コース
【料金一覧表】
【税込】
1日コース | 2日コース | ||
---|---|---|---|
●基本コース ●脳ドックコース ●大腸がんコース ●動脈硬化予防コース ●膵臓・胆のう・胆管がんコース |
●マイクロアレイ検査コース | ●全大腸内視鏡検査コース ●膵臓・胆のう・胆管MRCP検査コース |
|
男性 | 85,250円 | 105,600円 | 138,050円 |
男性リピーター | 76,725円 | 95,040円 | 124,245円 |
女性 | 94,600円 | 114,950円 | 163,900円 |
女性リピーター | 85,140円 | 103,455円 | 147,510円 |
- 人間ドックは保険適用外(自由診療)のため、すべて自己負担となります。
- 内視鏡検査(胃・大腸)を含むコースは、新型コロナウイルス感染症の感染状況により、当院の判断で抗原検査を実施した場合には、費用として基本料金に2,200円(税込)が加算されます。
- 過去に当院で人間ドックを受診された方は、通常料金から1割引のリピーター価格で受診いただけます。
- リピーター価格は「個人申込」のみ適用となります。
各コースではオプションの選択も可能です。オプション詳細は⇒こちら
1日コース
「基本コース」
日本人の死因の第一位が悪性疾患(がん)であり、死因の約30%を占めています。※
従って人間ドックの最大の目的の一つが、がんの早期発見にあります。
本コースでは、上部内視鏡検査、胸部CT検査、腹部超音波検査、便潜血検査が含まれています。消化管(食道、胃、大腸)、呼吸器(肺)、腹部臓器(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓)の精密なスクリーニングを行うことにより、これらの臓器に発生するがんの早期発見に有効です。
さらに男性ではPSA検査、女性ではマンモグラフィー及び婦人科検診が含まれているので、男性の前立腺がん、女性の乳がん・婦人科がんの早期発見にも有効です。
※令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況より
「脳ドックコース」
「脳ドックコース」には、基本的な血液検査や生理検査に加え、脳MR検査及び頸動脈超音波検査が含まれています。これらの検査により、脳血管疾患の既往や発症リスク、脳腫瘍や脳動脈瘤の有無を総合的に判断することが可能です。例えば小さな未破裂脳動脈瘤は、自覚症状が無い若年者でも発見される事がよくあります。未破裂脳動脈瘤を放置すると増大して破裂する場合があり、くも膜下出血を発症します。この病気は突然の激しい頭痛で発症し、極めて致死率が高い重篤な病気です。従って未破裂脳動脈瘤が発見された場合には、医師の指導のもとで定期的な経過観察を怠らないことが極めて重要になります。
「脳ドックコース」は数々の脳疾患をスクリーニングすることを目的としたコースです。近親者に脳血管疾患が複数いる、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙など動脈硬化のリスクを多く持っている方々にお勧めします。
※注意事項
以下の方はMR検査ができません。
□心臓ペースメーカー、人工内耳、歯科治療(インプラント・歯列矯正中)
□妊娠中
□義眼(マグネット式)、刺青など
以下の方はMR検査ができない場合があります。
□脳や心臓の手術・処置や内視鏡下止血クリップをしたことがある方
検査の際はカラーコンタクトやラメの入った化粧は取っておく必要があります。
「大腸がんコース」
大腸がんは本来欧米人に多い疾患でしたが、日本人の食生活や生活習慣の欧米化に伴い、日本においても大腸がんの罹患患者が急速に増加しています。
本コースでは、全大腸検査を行うことにより、便潜血が陽性にならないような早期の大腸がんの発見が可能です。
近親者に大腸がんが複数いる、一度も大腸検査を受けた事がない、等の方々にお勧めします。
※注意事項
説明と下剤をお渡しするため、人間ドック受診日の前々日(土日祝日除く)までに事前にご来院いただく必要があります。 (受付は15:00~16:00)
「動脈硬化予防コース」
日本人の死因の第二位が心疾患、第四位が脳血管疾患であり、この両者を合わせると死因の約30%を占めています。※1
心疾患と脳血管疾患の基盤となる病態が動脈硬化です。動脈硬化は肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、加齢など多くのリスク因子により複合的に進行します。初期は無症状ですが、やがて心筋梗塞や脳梗塞といった死に至る重大な病気を発症します。
本コースでは、負荷心電図、血圧脈波、心エコー、頸動脈エコー等の検査を幅広く行う事により、心疾患や脳血管疾患の早期発見やリスク評価が可能です。
動脈硬化のリスクを多く持っている方々にお勧めします。
※1 令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況より
※注意事項
以下の方は糖負荷検査ができません。
□ 糖尿病の薬を内服、インシュリン治療中の方
□ 妊娠中
□ 透析中
□ 胃切除を受けた方
□ 飲水制限がある
上記に該当ない場合でも、当日、血糖測定実施時に血糖126mg/dl以上の方は糖負荷検査ができません。
「膵臓・胆のう・胆管がんコース」
人間が罹患するがんは数多くありますが、なかでも最も早期発見が困難ながんが膵臓がんです。膵臓は体表面から奥深い場所に位置しており、周辺に腸管が存在するため腹部超音波検査では微小な膵臓の病変を発見することは極めて困難です。同様に胆管がんも、胆管拡張などの二次的な所見が出現しないと早期発見は困難です。さらに膵臓がんと胆管がんは生物学的な悪性度が高く、患者の生命予後が極めて不良な疾患です。
本コースでは、通常の腹部超音波検査に加え、腹部MR検査及び腫瘍マーカー検査(膵臓・胆のう・胆管)を行います。これらの検査を組み合わせる事により、膵臓・胆のう・胆管がんの早期発見が可能になります。
近親者に膵臓疾患・胆のう疾患が複数いる、膵臓がんのリスクである糖尿病に罹患している、等の方々にお勧めします。
※注意事項
以下の方はMR検査ができません。
□心臓ペースメーカー、人工内耳、歯科治療(インプラント・歯列矯正中)
□妊娠中
□義眼(マグネット式)、刺青など
以下の方はMR検査ができない場合があります。
□脳や心臓の手術・処置や内視鏡下止血クリップをしたことがある方
検査の際はカラーコンタクトやラメの入った化粧は取っておく必要があります。
「マイクロアレイ検査コース」
日本人が罹患する悪性疾患で、頻度が高い疾患が「胃がん」と「大腸がん」、予後が悪い疾患が「膵臓がん」と「胆管がん」です。これらのがんを早期発見する為には、上部内視鏡検査、大腸内視鏡検査、腹部MR検査等が必要ですが、これらの検査は受診者への身体的負担が高く、検査を希望しても受ける事が出来ない場合もあります。
本コースでは、がん細胞を攻撃する免疫細胞内の変化を最新の分子生物学的技術(マイクロアレイチップ)を用いて解析する事により、侵襲的な検査を受けなくてもこれらのがんの早期発見が可能です。
※注意事項
以下の方は結果に影響がでるため本検査をお勧めしません。
□ 現在がんと診断されている、もしくは治療を受けている方
□ 部位問わず、5年以内にがんの治療をうけたことがある方
□ 自己免疫性疾患(潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデス、関節リウマチなど)と診断され、現在治療中の方
□ B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスによる肝疾患と診断されている方
□ 妊娠中もしくは妊娠をしている可能性がある、または産後1年以内の方
□ 副腎皮質ホルモン(吸入ステロイド剤を除く)を服用している方
□ 生物学的製剤(インターフェロン、インフリキシマブ:商品名レミケードなど)や免疫グロブリン製剤を服薬している方
□ ワクチンを接種して2週間以内の方
□ 大腸ポリープ、胃の過形成ポリープと診断されている方、または大腸ポリープを切除して1年未満の方
2日コース
「全大腸内視鏡検査コース」
1日目に全身的に病気がないかを総合的に調べる基本コースに加え、負荷心電図、血圧脈波の検査を行います。
2日目に全大腸内視鏡検査を行います。
いわゆるがん健診においては、胃がん、大腸がん、肺がんの3つの検査、また女性の場合は3つの検査に加えて乳がん、子宮頸がんについては検査を受けておくことは早期発見、早期治療につながります。お忙しい毎日でこれらの検査をその都度受けるのは難しい、という方にお勧めできます。
※注意事項
・糖尿病薬の内服やインスリン注射について
⇒検査当日と翌日の薬の服用や使用について、必ず事前に主治医に相談して下さい。
その他の薬剤の服用についても必ず主治医に相談して下さい。
・普段から便秘のある方
検査の2~3日前からお手持ちの下剤で調整して下さい。
・検査で使用する薬の影響で運転に支障がでます。車での来院はおやめください。
・検査時にポリープを切除する等の治療は行いません。
「膵臓・胆のう・胆管MRCP検査コース」
1日目に全身的に病気がないかを総合的に調べる基本コースに加え、負荷心電図、血圧脈波の検査を行います。
2日目に膵臓・胆のう・胆管MRCP検査を行います。
上述の大腸内視鏡検査は比較的普及した検査ですから、受診者の皆様でも、一度は受けたことがあるという方は少なくないと思います。一方で「膵臓は通常の検査(腹部超音波検査など)ではよく見えないことがあると聞いた」「忙しくて食べすぎたり飲みすぎたりするなど膵臓に負担のかかる生活が続いている」「家族に膵臓の病気の人がいて、自分の健康のことも気になってきた」という方は、このコースで膵臓を一度調べてみませんか?
※注意事項
以下の方はMR検査ができません。
□心臓ペースメーカー、人工内耳、歯科治療(インプラント・歯列矯正中)
□妊娠中
□義眼(マグネット式)、刺青など
以下の方はMR検査ができない場合があります。
□脳や心臓の手術・処置や内視鏡下止血クリップをしたことがある方
検査の際はカラーコンタクトやラメの入った化粧は取っておく必要があります。
コースの基本的な流れ
一般的な健診コース | |
---|---|
検査日 | 月曜日~金曜日 |
開始時間 | 8:15 |
所要時間 | 8:15~13:00前後 ※検査項目によって、開始時間が早まる場合があります。 ※オプション検査をお申込みの方は、13:00以降の終了となります。お申込みのコースにより異なります。 |
総合的な健診コース | |
---|---|
検査日 | 月曜日~火曜日 火曜日~水曜日 水曜日~木曜日 木曜日~金曜日 |
1日目 | 8:15~15:00前後 |
2日目 | 8:45~16:00前後 |
宿泊先 | 宿泊希望の方は、3施設の中からお選びできます。 ※11階 特別個室 ※東急ステイ五反田(当院より徒歩5分) ※グランドプリンスホテル新高輪 |
施設のご案内
CT64列のヘリカルCT。新鋭の画像構成技術により、従来よりも最大80%少ない線量で撮影が可能です。ヘリカルCTは身体を薄く輪切りにして撮影できるため、5ミリ大の肺がんも見つけやすくなります。
マンモグラフィ乳腺検査、婦人科検査は女性の検査技師が担当するため、よりリラックスして検査を受けられます。
検査フロア広々としており、動線がはっきりしているため、スムーズかつ快適に受診できます。
内視鏡センター2023年4月、健康管理棟3階に新設されました。