脳神経内科


診療実績

外来診療

外来では、「パーキンソン病」、「認知症」、「てんかん」、「末梢神経障害」など、多数の患者さんの通院治療を行っております。

入院診療(2023年1月~2023年12月)

脳神経内科病棟には、このような高度で専門性の高い脳神経内科疾患の患者さんのケアに精通した充実した看護スタッフが多数配置されております。また、これらの患者さんの機能維持に欠かせないリハビリテーションを円滑に行うために、当院リハビリテーション科との緊密な連携のもと、治療方針を決定しております。退院後の問題点などについても、入院中の早い段階から、当院総合相談室のスタッフとの連携により、地域の医療機関、介護施設、行政などとの連絡がとれるように活動しております。さらに神経疾患の治療では特殊な薬剤を使用する機会も多いことから薬剤部スタッフに個別に薬剤指導をしていただいております。このように、当科では神経難病の患者さんの治療に関しては有機的な医療チームを形成してあたることが極めて重要であると考えており、毎週すべての入院患者さんについて、多職種合同のカンファレンスを行い診療の評価を行っています。

当科とリハビリテーション科・看護師・総合相談室・薬剤師のスタッフをまじえた症例検討会風景。

当科とリハビリテーション科・看護師・総合相談室・薬剤師のスタッフをまじえた症例検討会風景。

当科での検査につきましては、各種神経生理学的検査を担当する臨床検査技師により迅速に検査を施行しております。
これらの検査結果につきましては、要時、当科医師と臨床検査技師が検討会を開き、評価を行っております。

当科医師ならびに生理検査室スタッフによる脳波の症例検討会風景。

当科医師ならびに生理検査室スタッフによる脳波の症例検討会風景。

また当院では放射線部の強力なバックアップのもと、3台のCTスキャナー、4台のMRI撮像機が稼働しており、可能なかぎり迅速な診断のための画像検査を行う体制が組まれております。これらは24時間体制での診療にも応ずることが可能で、病態の急変にも即応した体制を組むことが可能です。最近では、単なる画像の撮影のみでなく、統計画像解析という手法でより客観的に画像を評価することも可能になりました。このような手法は脳MR画像やラジオアイソトープを用いた脳血流検査に日常的に応用され、特にアルツハイマー型認知症の早期診断に威力を発揮しております。また平成27年度からは、パーキンソン病関連疾患の診断に有用なDATスキャンとよばれるラジオアイソトープ検査も日常的に稼働しています。

物忘れがみられた方のラジオアイソトープを用いた脳血流スペクト検査の統計解析画像。

物忘れがみられた方のラジオアイソトープを用いた脳血流スペクト検査の統計解析画像。青から緑の部分が正常に比べて血流の低下している領域を示す。本例では、アルツハイマー型認知症早期に特徴的とされる部位に血流低下がみられる。

笑顔とこころでつながる認知症医療

当科では認知症をはじめとする神経疾患の患者さんが在宅で安心して暮らせるための医療・介護の多種職の連携を可能にするICTツールの開発に参画し、現在多くの地区でこのツールの展開が検討されています。

卒後臨床研修指定病院としての役割

当院は臨床研修指定病院ならびに日本神経学会専門医の教育病院でもあります。このため当科では、医師の他に当院所属の初期臨床研修医が神経内科臨床の研鑽を積んでおります。現在、毎朝夕の指導医と研修医の回診、および週2回のカンファレンスを通じて、診断・治療方針の決定のみならず、それぞれの患者さんの抱える種々の問題を解決すべく、きめの細かい指導を行なっております。またこのような診療・教育体制を通して、後期研修を希望される方々にも研修していただくのにふさわしい環境を十分提供できるものと考えております。