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リハビリテーション科

(1)概要

 リハビリテーション科では、当科固有の入院ベッドは設けず、他の診療科と連携を取りながら、当院に入院されている患者さんのリハビリテーション(以下、リハビリ)にあたっています。
 当科が連携している診療科は、脳神経外科、神経内科、整形外科など、一般にリハビリの必要性が知られている診療科だけでなく、皮膚科や緩和ケア科など全科にわたります。2014年度以降、年間3,000人以上※の患者さんに対し、リハビリを提供しています。
 当科のリハビリを受ける患者さんの病気やけがは、脳神経系の病気や運動器の病気など多岐にわたりますが、特に体を使わないことに起因して起こる廃用症候群が多くなっています。

  • ※2020年4月1日~2021年3月31日の新患患者数は3,950名

(2)ポリシー

 当科は、常に患者さんをリハビリチームの中心として捉え、多職種で構成されるチームにより、患者さんの生活の質(QOL)の向上を目指しています。また、当科では、すべての診療科や入院病棟の看護師との連携を大切にしています。情報連携などにより、患者さんの状態や病気の持つ性質を的確に把握しながら、リハビリ計画や目標を立てています。

(3)特徴

脳卒中による入院当日からリハビリを開始

 当科では、2005年に開設されたNTT東日本脳卒中センターと連携し、脳卒中患者さんが入院されたその日からリハビリを開始できる体制をとっています。入院当日もしくは翌日から嚥下訓練などのリハビリを行うことで、早期離床と早期の機能回復を目指しており、2019年度のNTT東日本脳卒中センターの平均入院日数は約21日となっています。

  • ※2019年4月1日~2020年3月31日

廃用症候群への取り組み

 廃用症候群とは、筋力の低下や内臓機能の低下、関節の拘縮などにより、日常生活に支障をきたしている状態を指します。体を使わないことによって起こるため、一般に生活不活発病とも呼ばれ、高齢化が進む社会全体の問題となりつつあります。
 病状を進行させず、「よい状態」で早期退院するためには、廃用症候群の早期発見や予防が重要です。そのため、当科ではさまざまな原因により入院されている患者さんの摂食機能や身体機能、病棟での活動状況を病棟の看護師と連携することで把握し、早い段階でリハビリを開始しています。

各診療科との連携により目指すもの

 当科では、骨折や骨関節の変形性疾患、スポーツ活動に伴う障害などにより手術を受けられる患者さんに対し、整形外科と連携して手術前からリハビリを行っています。これは、術前リハにより身体の機能向上や筋力維持に努めることで、治療効果の向上につながると考えられているためです。
 ペインクリニック科で痛みに対する治療を受けている患者さんには、痛みの軽減度合いに応じて行える動作を拡大していけるよう、計画的な運動療法を行っています。
 緩和ケア病棟では、残された大切な時間をその患者さんらしく過ごしていけるよう、一人ひとりの状態を鑑みながら、生活の質の改善に向けたリハビリを提供しています。


受診される方へのメッセージ

 当院は急性期病院という病院の機能上、リハビリを含めて治療期間は限られています。そのなかで、日々進歩する医療や複雑化する病気の構造に対応し、超急性期から速やかに、十分なリハビリテーションを提供したいと考えています。
 また、病気や外傷などから生じる障害について、生活や環境も含めて患者さんやご家族と共に考え、共に乗り越え、少しでも元の生活に近づけるように努力を続けていきます。そのために、地域の介護サービスや近隣のリハビリテーション専門病院などとも連携を取っています。

部長 福田 明

関連リンク:
[ リハビリテーション医療部 ]