胆のうポリープ
胆のうポリープとは
胆のうに発生する隆起性病変の総称です。胆のうポリープというのは形態を指しているだけであり、胆のうポリープはがん、腺腫、過形成ポリープ、コレステロールポリープなど多くの可能性があります。ほとんどの胆のうポリープはコレステロールポリープです。

症状
基本的に無症状です。
発見契機
上述のように無症状のことが多いため、基本的に検診等のエコーで偶発的に発見されます。血液検査で胆のうポリープを発見するのは困難です。
追加検査
サイズが大きい場合は造影CT、MRCP、超音波内視鏡(EUS)での追加検査となります。はじめは小さいポリープでも徐々に大きくなってがんになることがあるので小さくても1年毎にエコーで検査をするのが望ましいです。
基本的に10mm以上のものはがんのことがあるので手術を念頭にした追加検査を行っていきますが、10mm未満でも形状が平皿のような形のもの(広基性と言います)は、がんの可能性が高いので手術をお勧めします。
手術の前にCTやMRIを行うのは一般的ですが、当院では原則EUSを施行しています。EUSではポリープががんであった場合の浸潤の有無、浸潤の具合を判断できます。胆のうの脇には肝臓があり胆のうがんが肝臓に浸潤することがあります。EUSの結果で手術の時に肝臓の一部も同時に切除する必要があるか分かります。EUSを行わないで手術をおこなった場合、その後に追加の手術が必要となり合計で2回手術を受ける必要が出てくることがあります。そういった事態を防ぐために術前にしっかり評価して術式を決定するのが重要です。

当院の胆のうポリープ治療成績
当院では手術適応の胆のうポリープに対して外科と連携してがんになる前に手術を行っております。上記の様に、胆のうポリープの治療に関してはしっかりした検査が重要になります。EUSは専門性が高く総合病院の中にも設備として持ち合わせていない施設も多くあります。胆のうポリープが指摘されて専門機関受診となった場合は、症例も多い当科にご相談下さい。