救急科

(1)概要

救急センター(救急科)は、突然の体調不良や持病の悪化、事故によるけがなど、さまざまな理由で救急搬送となった患者さんを中心に診療を行っています。
当院は、入院を必要とする中等症・重症の患者さんに対応する救急医療体制を確保しており、「東京都指定二次救急医療機関」に指定されています。地域の救急医療を支えるべく、休日や夜間も24時間365日体制で救急診療に対応していますので、病気やけがなどでお困りの際には遠慮なくご相談ください。

(2)ポリシー

救急センターでは、急な体調の異変やけがを扱うことが多く、搬送されてこられる患者さんやご家族は不安を抱えていることがほとんどです。そのため、迅速かつ的確な診療を行い、患者さんの状況や入院の必要性などをいち早くお伝えすることを重視しています。

(3)特徴

24時間365日体制で救急診療に対応

救急患者さんの対応は、平日の診療時間内は救急センターや各診療科の外来にて行います。救急センターは24時間365日体制で救急診療を実施しており、平日診療時間外や、土曜・日曜、祝日・振替休日、年末年始には、当センターにおいて急性期疾患の治療を行っています。

なお、当院では内科系、外科系、心臓血管系、脳神経血管系、産婦人科系の5つの分野のチームが、それぞれのチームごとに当直体制をとり、夜間・休日の診療にあたっています。

救急センターで診療時間外にできる検査・治療

救急センターでは、診察や検査を行い、その結果を踏まえて適切な応急治療を提供しています。しかしながら、救急センターにおける夜間や休日の診療の場合、検査項目に制限があるため、十分な検査を行えないことがあります。
また、その日に当直している医師の専門領域によっては、しばしば専門外診療(患者さんの病気を専門としない医師が診療を行うこと)となることがあります。この場合、必要に応じて診察にあたった医師と、患者さんの病気やけがを専門領域とする医師が連携し合って補完し合います。
該当する診療科の医師と連絡を取ってからの診療となる場合や、状況によっては診察できない場合もあることを、あらかじめご了承ください。

電話でのお問い合わせの際、お伺いすること

救急センターでは、診療時間外のお電話でのお問い合わせにも対応しています。病気やけがなどでお困りの際には、遠慮なくご相談ください。
お電話の際には、お名前と診察券番号(初診の方は生年月日)をご用意ください。また、適切なご回答のために、現在かかっている病気や服用中の薬について質問させていただくことがあります。


受診される方へのメッセージ

救急センターは、緊急の治療が必要な場合に診療を行う場です。そのため、当センターを受診される方には、以下4点のご理解とご協力をお願いしています。

  • 重症の患者さんから診察するため、病状によってはお待たせする場合があります。
  • 時間外診療の場合は検査項目に制限があり、十分な検査を行えないことがあります。
  • 平日に、病気やけがの種類に応じた診療科を受診していただく場合があります。
  • お薬の処方は、原則3日分までとなります(病状や祝祭日の連休などの場合は日数を考慮いたします)。

救急センターでの治療は、原則として応急治療が中心となります。そのため、診療体制の整った平日の診療時間内に再度ご来院いただき、各診療科での適切な検査・治療を受けられることをおすすめします。

部長 濱田 裕久