皮膚科

(1)概要

皮膚科では、アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬の治療を中心に、さまざまな皮膚の病気の診療を行っています。当科を受診される外来患者数は年間約3.3万人となっており、アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬のほかには、みずむし(足白癬)、老人性疣贅、粉瘤、帯状疱疹、尋常性疣贅(いぼ)、蕁麻疹による受診が多くみられます。

  • ※2020年1月1日~2020年12月31日

(2)ポリシー

当科はさまざまな皮膚の病気に対応できる体制づくりに努めています。また、地域の皆さまに安心・信頼してご紹介、受診していただけるよう、医療の質のさらなる向上を目標に掲げています。

(3)特徴

アトピー性皮膚炎治療への注力

アトピー性皮膚炎の治療では、ステロイド外用薬と保湿剤を用いた外用療法(塗り薬を使った治療)を基本としつつ、抗アレルギー薬の内服療法(飲み薬を使った治療)も併用して行っています。さらに、2017年からは抗体製剤である注射薬の治療も開始しています。また、患者さんの症状に応じた外用指導や生活指導にも力を入れています。

下肢静脈瘤の総合的な治療を行う体制

当科は下肢静脈瘤外来を設けており、下肢静脈瘤に対する総合的な治療を目指しています。下肢静脈瘤とは、長時間の立ち仕事や肥満などにより血液の逆流が起こり、下半身の静脈壁がこぶのように膨らむ病気です。
専門外来では、患者さん一人ひとりの状態を詳しく検査したうえで、ストリッピング術、高位結紮術、血管内レーザー焼却といった手術治療を行っています。これらの手術は、基本的に1泊2日入院していただいたうえで実施しています。

レーザー療法の実施

当科では、あざやしみを薄くしたり、小さな腫瘍を取り除いたりする目的でレーザー治療を実施しています。青あざ(異所性蒙古斑)や外傷性色素沈着に対するQスイッチアレキサンドラライトレーザーや、毛細血管拡張症に対するパルス色素レーザーなど、治療目的に合った波長の光線を照射する装置をそろえています。レーザー治療は1回で終了する場合もあれば、数か月あけて数回行う場合もあります。治療効果を得るための期間などについても、治療前に十分ご説明することをモットーとしているため、まずはお気軽にご相談ください。
粉瘤など、皮膚にできる腫瘍の切除手術も行っています。
診察では、保険診療の適用となるものと保険適用外となるものの判断も行っているため、費用については来院時にお問い合わせください。

  • ※当科では、ケミカルピーリング、しわとり、ピアスの穴あけは行っておりません。

受診される方へのメッセージ

医学の進歩に伴い、皮膚の病気に対する新しい治療薬や治療機器が次々と登場したことで、過去には想像もできなかった改善が見込めるようになりました。しかし、皮膚の病気には、まだまだ慢性に経過する難治性の病気も少なくありません。
当科は、今後も患者さんの治療満足度向上のために日々努力してまいります。皮膚の病気の中には治療に時間がかかるものも存在するということをどうかご理解いただき、共に改善に向けた治療を続けていけたらと願っています。

部長 五十嵐 敦之