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化学療法センター
NTT東日本関東病院では、『地域がん診療連携拠点病院』として、さらに病院機能の充実を図り、より質の高い医療を提供することを目的に、2012年4月16日に化学療法センターをリニューアルオープンしました。
新しい化学療法センターは、20ブース(個室タイプ6、オープンタイプ14)を配置し、ゆったりとしたスペースになっています。患者さんに “より安全に、快適に、安心して”化学療法を受けていただけるよう努めています。
オープンタイプ
個室タイプ
スタッフステーション
特徴
- 対象疾患は、消化管がん、乳がん、膵臓がん、肝・胆道がん、肺がん、婦人科がん、造 血器腫瘍、頭頚部がん、泌尿器がん、皮膚がん、脳腫瘍など幅広く、全部で80種類ほどの化学療法を行っています。また、骨転移などに対するゾメタ、ランマーク等の投与、クローン病等に対するレミケード投与なども実施しています。
- 毎週木曜日に消化器化学療法に関して腫瘍内科専門医による専門外来を開設しています。
- 2019年度(2019年4月~2020年3月)の診療実績は、4962件(ホルモン注射、ゾメタ・ランマーク等は除く)で、安全、確実に治療を実施するために、受付時、氏名および生年月日で患者確認後、バーコード(患者番号)が付いたリストバンドを着けていただき、看護師による患者さんや薬剤の確認が可能なシステムを導入しています。
- 誤投薬予防、曝露予防対策のため、専任の薬剤師が化学療法センター内の安全キャビネットで薬剤調製を行なっています。
- 各ブースにはすべてフルフラット方式のリクライニングチェアを設置、1ブースあたりの面積もゆったりととり、家族の方の付き添いも可能なスペースとしました。各ブースはカーテンなどで 仕切られており、患者さんのプライバシーにも配慮しています。
- 各ブースにそれぞれにテレビを設置し、テレビ鑑賞や読書等ができるとともに、BGMも流すなど、患者さんが快適な環境で過ごせるようアメニティの充実も図りました。治療中読んでいただける患者さん用の図書や、かつらなどのパンフレットも用意しています。
- 治療を受ける患者さんには薬剤師からの薬剤説明や、看護師からのセルフケアの説明を行い、患者さんがご自宅で不安なく副作用への対処を行なえるよう支援しています。副作用対策のパンフレットやDVDも活用して、患者さんが理解しやすいよう努めるとともに、電子カルテに当日の患者さんの様子や看護師のかかわりについて記録し、継続看護や情報共有を行なっています。
スタッフ
- センター長:医師 1名
- 腫瘍内科医(木曜日)1名
- 看護師:6名 看護長1名、専従スタッフ5名(がん化学療法看護認定看護師含む)
- 専任常勤薬剤師:2名
- クラーク:1名
私たちは、患者さんが化学療法を行いながらできるだけ問題が少なく生活できるよう、個々の生活スタイルや環境に合った生活の仕方や副作用への 対処方法などをともに考えていきたいと思っています。
化学療法に対する不安や副作用への対処など、お困りのことがありましたら、何でもご相談ください。