骨盤臓器脱センター設立のお知らせ
NTT東日本関東病院では、2025年4月より「骨盤臓器脱センター」を設立いたします。
骨盤臓器脱センターの概要
当センターでは、女性の骨盤臓器脱(膀胱瘤、直腸瘤、子宮脱など)の患者さんに対し、ロボット支援下仙骨膣固定術を提供いたします。
骨盤臓器脱とは
女性の骨盤の底部には子宮、膀胱、直腸などの臓器を支えている筋肉やじん帯があり、腹圧で内臓が骨盤外に出ないように支えています。この筋肉やじん帯が、出産や肥満、加齢などで緩み、子宮、膀胱、直腸などが膣に下がってくると、これらの臓器が膣の入り口から外に脱出してきます。膀胱が脱出した場合は膀胱瘤、子宮が脱出した状態を子宮脱、直腸が脱出した状態を直腸瘤と呼びます。骨盤臓器脱(Pelvic organ prolapse: POP)とは、膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤をふくむ骨盤臓器脱の総称です。
保存的治療が効果を示さない骨盤臓器脱の患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひ当センターにご相談ください。婦人科と泌尿器科の専門医が協力して、最適な治療を提供いたします。
皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
【本件に関するお問い合わせ】
NTT東日本関東病院
TEL:(03)3448-6111