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各人に最適な検査の提供を
「テーラーメイド」な人間ドック 受診のススメ

人間ドック受付背景、右側に郡司副院長の画像

当院でご用意しております人間ドックのコースは基本コースの他に5つございます。

  • 脳ドックコース
  • 膵臓・胆のう・胆管がんコース
  • 大腸がんコース
  • 動脈硬化予防コース
  • マイクロアレイ検査コース

まさに各人に最適な検査を提供する「テーラーメイド」なコース設定です。

今回は冬になると多くなる脳の病気が心配な方、早期発見が難しく、進行してから見つかる事の多い難治がんである膵臓がん・胆管がんの発見に役立つ「脳ドックコース」・「膵臓・胆のう・胆管がんコース」についてお話させていただきます。

「脳ドックコース」について

「脳ドックコース」には、基本的な血液検査や生理検査に加え、脳MR検査及び頸動脈超音波検査が組み込まれています。これらの検査により、脳血管疾患の既往や発症リスク、脳腫瘍や脳動脈瘤の有無を総合的に判断することが可能です。例えば小さな未破裂脳動脈瘤は、自覚症状が無い若年者でも発見される事がよくあります。未破裂脳動脈瘤を放置すると増大して破裂する場合があり、くも膜下出血を発症します。この病気は突然の激しい頭痛で発症し、極めて致死率が高い重篤な病気です。従って未破裂脳動脈瘤が発見された場合には、医師の指導のもとで定期的な経過観察を怠らないことが極めて重要になります。
「脳ドックコース」は数々の脳疾患をスクリーニングすることを目的としたコースです。近親者に脳血管疾患が複数いる、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙など動脈硬化のリスクを多く持っている方々にお勧めします。

「膵臓・胆のう・胆管がんコース」について

人間が罹患するがんは数多くありますが、なかでも最も早期発見が困難ながんが膵臓がんです。膵臓は体表面から奥深い場所に位置しており、周辺に腸管が存在するため腹部超音波検査では微小な膵臓の病変を発見することは極めて困難です。同様に胆管がんも、胆管拡張などの二次的な所見が出現しないと早期発見は困難です。さらに膵臓がんと胆管がんは生物学的な悪性度が高く、患者の生命予後が極めて不良な疾患です。
本コースでは、通常の腹部超音波検査に加え、腹部MRI検査及び腫瘍マーカー検査(膵臓・胆嚢・胆管)を行います。これらの検査を組み合わせる事により、膵臓・胆嚢・胆管がんの早期発見が可能になります。
近親者に膵臓疾患・胆嚢疾患が複数いる、膵臓がんのリスクである糖尿病に罹患している、等の方々にお勧めします。

コースの基本的な流れ

脳ドック/胆膵MRCPコース8:15~ 受付→更衣→採決・採尿→婦人科(女性)→身体測定→問診チェック→胸部エックス線→骨密度(女性)→乳腺(女性)→腹部超音波・頸動脈超音波→頭部MRI・胆膵MRCP→診察→13時前後終了

基本料金(税込)
男性:85,250円
女性:94,600円

※ご注意いただく点

<以下の方はMR検査ができません>

  • 心臓ペースメーカー、人工内耳、歯科治療(インプラント・歯列矯正中)
  • 妊娠中
  • 義眼(マグネット式)、刺青など

<以下の方はMR検査ができない場合があります>

  • 脳や心臓の手術・処置や内視鏡下止血クリップをしたことがある方
    検査の際はカラーコンタクトやラメの入った化粧は取っておく必要があります。

先生よりメッセージ

2020年度は人間ドックや健診を受けた人の数が25%近く減少し、2021年度も10%ほど減少しました。これはコロナ禍による受診控えだと思われますが、それが今、非常に大きな社会問題になっています。過去2年間、がん検診を受ける人が減りましたので、おそらく今後、進行がんの人が増えてくると言われています。いまだにコロナ禍ではありますが、医療機関というのは非常に厳格な感染対策をしていますので、コロナで怖いから検診・受診しないというのではなく、ぜひ積極的に受けていただきたいです。がんはもちろん生活習慣病においても、無症状のうちに人間ドックを受けるというのが極めて重要です。そして、「要精密検査」という結果が出たら、当院には各診療科が揃っておりますのでスムーズなご案内が可能です。

当院の「人間ドック」についてはこちら

施設のご紹介

CT
CT64列のヘリカルCT。新鋭の画像構成技術により、従来よりも最大80%少ない線量で撮影が可能です。ヘリカルCTは身体を薄く輪切りにして撮影できるため、5ミリ大の肺がんも見つけやすくなります。

内視鏡センターの待合室
内視鏡センターの待合室リラックスできる音楽が流れており、検査前の緊張が和らぎます。

検査フロア
検査フロア広々としており、動線がはっきりしているため、スムーズかつ快適に受診できます。

葛飾北斎『富嶽三十六景』のデジタルアート
葛飾北斎『富嶽三十六景』のデジタルアート20億画素でデジタル化した“リマスターアート”が検査フロアのコーナーに展示されています。和紙の繊維や質感まで再現された芸術を検査待ちの時間に鑑賞できます。

回復室
回復室鎮静剤を使用して内視鏡検査をしたあと、身体を休める回復室。個室タイプで人目を気にせずに過ごせます。

マンモグラフィ
マンモグラフィ乳腺検査、婦人科検査は女性の検査技師が担当するため、よりリラックスして検査を受けられます。