総合診療科

(1)概要

2018年4月から開始された新専門医制度により, 総合診療科が追加されました。
背景の一つには, 心疾患, 糖尿病, 高血圧, 脂質異常症や脳血管疾患など, 複数の併存疾患を抱えておられる高齢者の増加により, 総合的な診療の必要性が高まってきたことにあります。
2022年からは, これらの需要に応えるべく, 総合診療科での入院診療を再開しました。患者さんを包括的かつ継続的に診るだけでなく, 多様化する生活に寄り添う総合診療を行っています。また, 2023年4月からは, 総合診療専門研修プログラムの開始を予定しています。

(2)ポリシー

ライフスタイルや価値観の多様化, 少子化・高齢化の到来など, 社会的背景に多くのストレスを感じながら私達は日々生活をしています。その上, 体の不調が生じてしまったら, どんなに不安な気持ちになるでしょう。
総合診療科では, そのような患者さんの病気に, 適切な診断・診療を行うだけでなく, 辛さや不安な気持ちにも耳を傾けながら診療にあたることを心掛けています。

(3)特色

包括的かつシームレスな医療の実践

総合診療科では, 一般外来だけでなく入院患者さんの診療も担当しています。
外来, 入院ともに, 必要ならば臓器別診療科と連携を取り, 患者さんご本人とご家族を交えて最終的な診療方針を決めています。
当科では, 総合内科専門医, 循環器専門医, がん薬物療法専門医, 老年科指導医, 病院総合診療指導医などの資格を有する医師が在籍しています。
2022年からは, 総合診療の経験のある腫瘍内科の医師も加わり, 総合腫瘍外来での受け入れも可能になりました。海外での経験豊富な医師もおり, 診療のほか教育にも注力しています。

  • どの診療科を受診してよいか分からない
  • 他の病院で診断がつかなかった
  • 複数の症状が出ている
  • 腹痛や感冒, 発熱など日常的にある健康問題で緊急対応が必要なもの

上記のような症状・お悩みをお持ちの患者さんは、総合診療科の受診をご検討ください。

診療内訳

急性腎盂腎炎, 誤嚥性肺炎, 市中肺炎, 敗血症, 不明熱, 脱水症, リウマチ性多発筋痛症, 梅毒, 腰痛圧迫骨折, 心不全, 高浸透圧高血糖症候群, 皮膚サルコイドーシス, ANCA関連血管炎, 偽痛風, アルコール離脱, 犬咬傷ほか多数


受診される方へのメッセージ

外来は, 初診・再診ともに予約制となっております。紹介状をお持ちのうえ, ご来院ください。
病状により, 臓器別診療科への転科や, かかりつけ医での治療継続となります。

部長 松下 匡史郎