ロボティックアームを用いた人工股関節全置換手術を保険適用で開始しました
この度当院では、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システム「Makoシステム」を導入し、2021年8月31日から、保険診療で人工股関節全置換の手術を開始しました。
ロボティックアームとは、一般に「人の代わりに作業を行う機械の腕(アーム)」のことで、当院で導入したロボティックアームは、人工関節のために骨を削る時と、人工関節を目的の場所に設置する時に使用します。操作は医師が行いますが、事前に設定した治療計画と異なる部位にさしかかると止まる仕組みになっており、計画外の動きを制御することができるため、安全性の高い手術を可能にします。また、人工関節を目的の場所に正確に誘導するので、精度の高い設置が可能になります。
変形性股関節症で悩む患者さんが、人工股関節全置換手術後、健康的な生活を送っていただけるよう、当院では今後積極的にロボティックアームを用いた手術を行ってまいります。
NTT東日本関東病院 人工関節センター
電話:03-3448-6111(代表)