全国から月平均1288人(2022年6月~2022年11月)の方が受診に訪れる当院の人間ドック。
受診者の満足度は非常に高く、約8割の方に次回も継続してご利用いただいています。
その秘訣は何なのか、当院ならではの特徴をご紹介します。
負担を軽くしながら精密な検査を実施
医師、臨床検査部、放射線部による多職種連携によって、質の高い健診コースを提供していることを特徴としています。例えば、人間ドックの肺検査はほとんどが胸部エックス線によって行われますが、当院の基本コースでは、肺がんのリスクが高まる40歳以上に対して胸部ヘリカルCT検査を実施。ヘリカルCTは体を薄く輪切りにして撮影できるため、5mm大の肺がんも見つけやすい精密な検査です。また、撮影中は検査技師がリアルタイムで画像を確認し、何かあれば速やかに医師に連絡を取るほか、複数医師による多重チェックなどで検査の精度を高めています。
基本コースを受けたら次回は個々に合ったテーラーメイドコース
初めて受診される方にはまず、全身のスクリーニングを行う基本コースを受けていただきます。本コースに含まれる上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、胸部CT、腹部超音波検査、男性は前立腺、女性は乳腺、子宮、卵巣の検査は、一般的にオプション扱いとなることがほとんどですが、当院では「医学的に必要な検査は受けていただきたい」と考えて、標準検査としています。ただし、すべてが必ずしも毎年行うべき検査ではないため、病気のリスクごとに豊富なコースをご用意。例えば膵臓・胆のう・胆菅がんは発見が難しく、進行してから見つかることの多い難治がんですが、総合病院ならではの充実した設備を生かして、膵胆管MR検査を提供しています。なお、次回以降のコースは、検査結果をもとに医師がアドバイスいたします。2021年度からは「マイクロアレイ検査コース」やオプションで付けられる「ゲノム検査」もスタート。ゲノム検査は遺伝的な情報を解析することで、向こう数十年にどういった病気になりやすいかがわかる検査で、対象疾患は糖尿病や高血圧、がんをはじめ70種類以上。一度は受けていただくことをお勧めします。
お申し込み・お問い合わせ
NTT東日本 関東病院 健康管理棟2階・人間ドック受付
- 電話:03-3448-6275 (受付時間:平日10:00 ~16:30)
- URL:https://www.nmct.ntt-east.co.jp/examination/
先生にお話を聞きました!
副院長/予防医学センター長 郡司 俊秋
1985年東京大学医学部卒業。同大学医学部付属病院内科、虎の門病院、国立がんセンター研究所、米国National Institute of Healthを経て、2006年より現職。日本消化器病学会
消化器病専門医。日本医師会 認定産業医。日本臨床検査医学会 臨床検査管理医。