A.お酒を飲んだときには原則睡眠薬は服用しないでください。
副作用が強く現れる場合があります。

薬剤部 中村 純平

アルコールには中枢神経を抑制する作用があります。睡眠薬にも同様の作用があるため、一緒に服用することで中枢神経が過度に抑制され、ふらつき、物忘れ、異常な行動などを起こす可能性があります。強い眠気により転倒のリスクが高くなり、怪我につながる恐れもあります。
また、アルコールを飲むと一時的に寝つきはよくなりますが、体が慣れてしまって徐々に効果が弱まると言われています。夜中に目覚めやすくなり、深い眠りが減ってしまうことも。睡眠を目的とした飲酒は避けた方がよいでしょう。
睡眠薬以外にも解熱鎮痛薬や糖尿病の薬、高血圧の薬などの一部にアルコールとの飲み合わせが悪いものがあり、それらの効果を強めたり弱めたりする可能性があります。飲み合わせがわからない場合は、医師または薬剤師にご相談ください。