すい臓がんの高リスクと考えられる項目

症状 (すい臓がんの患者さんにおける症状の割合) 原因のはっきりしない腹痛(78-82%)
背部痛(48%)
食欲不振・早期飽満感(62%)
黄疸(56-80%)
体重減少(66-84%)
糖尿病 1年未満:5.38倍
1~4年:1.95倍
5~9年:1.49倍
10年以上:1.47倍
特に診断早期の方、急な増悪傾向を認める方
血液検査異常 膵酵素異常:アミラーゼ、リパーゼ、エラスターゼ1
膵腫瘍マーカー異常(2cm以下のすい臓がんにおける陽性率):CA19-9(53.2%) Dupan-2(37.2%)、Span-1(50.7%)、CEA
画像検査異常 (すい臓がん罹患リスク) 膵のう胞(3倍)
膵石灰化(13.3倍)
膵管拡張
膵腫瘍
胆管拡張
患者背景 (すい臓がん罹患リスク) すい臓がんの家族歴(4.5-32倍)
慢性膵炎(13.3倍)
肥満(BMI30以上で1.71倍)
飲酒(1.22倍)
喫煙(1.68倍)

人間ドック

当院では、重大な病気の早期発見・予防ができるよう、短時間で色々な検査を、また患者さんそれぞれに合った内容を選べるよう複数のコースをご用意しています。 複数のコースについて詳しくは人間ドックのページをご覧ください

コース例

  • 膵臓・胆のう・胆菅がんコース(1日) 膵管から発生するがんの診断に有用なMRI(MRCP)、腫瘍マーカーによるスクリーニングを含む
  • マイクロアレイ検査コース(1日) 胃・大腸がん、胆道がん、すい臓がんについて早期がんも含め判定できる血液検査を含む
  • 2日コース② 上部内視鏡検査、胸部CT検査を標準検査として備えた全身的なスクリーニング、膵管の画像を撮影するMRI(MRCP)検査を含む

先生よりメッセージ

膵臓がんに対しては、がんゲノム医療も治療の選択肢になっています。治療が困難とされた方への抗がん剤治療も積極的に行ってベストを尽くしますので、まずはご相談ください。