地域医療の拠点病院として、医療の質を高める先進的な取り組みにチャレンジ
当院は「人と、地域と、つながる医療」をモットーとして、地域との連携を大切にしながら、多くの患者さんに質の高い医療を提供できるよう、日々努めています。コロナ禍では感染対策を徹底して平時の診療を継続するとともに、ポストコロナを見据えた急性期医療の整備を進めてきました。現在のキーワードは「ロボット支援下手術」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「病棟再編」の3つです。
「ロボット支援下手術」ではがん治療の分野で、外科・泌尿器科・呼吸器外科・産婦人科に加え、耳鼻咽喉科領域にも範囲を拡大予定です。又、人工関節センターでは従来の「人工股関節全置換術」や「人工膝関節置全置換術」に加え、患者さんの膝の状態に合わせて、より低侵襲な「人工膝関節単顆(たんか)置換術」でもロボット手術を開始しました。
「DX」、「病棟再編」では、業務効率化と働き方改革を実現する「スマートホスピタル病棟」を2022年10月から運用しています。同病棟では、先進的なICT技術を活用することにより、医療者が患者さんに寄り添う時間を増やす環境を構築し、医療安全・医療の質向上との両立を目指しています。又、女性の患者さんにも、より快適に入院生活を送っていただく為に「レディース病棟」も2023年1月4日より運用開始いたします。
急激に少子高齢化が進む日本。世界でも類をみない超高齢社会の中で、私たちは、皆さまが安心してよりよい医療を享受できる世界を目指し、共に歩んでいきます。
先生にお話を聞きました!
大江 隆史 院長
1985年東京大学医学部卒業。同大学医学部整形外科学教室入局。同大学医学部附属病院のほか関東圏を中心に関連病院で整形外科全般の診療経験を積む。得意分野は手の外科、マイクロサージャリ―(顕微鏡下の微細手術)。ロコモティブシンドロームの提唱者の一人で研究・啓発活動にも力を入れている。2021年から現職。日本整形外科学会整形外科専門医。日本手外科学会手外科専門医。