当院の外科では消化器の悪性腫瘍から良性疾患まで、豊富な術式であらゆるケースに対応しています。
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専門ごとのチーム医療で大学病院レベルの手術を実施
外科では、手術を必要とする消化器疾患を主に扱っており、都内有数の手術件数を誇ります。高い専門性を持った15名の医師が「大腸」「胃」「肝胆膵」の3つのチームに分かれ、経験と知見を生かしたチーム医療を行っているのが特徴です。それぞれの分野で修練を積んだドクターがそろっており、大学病院と同等のクオリティ-の診療を地域の身近な病院で行えるのは大きなメリットでしょう。
悪性疾患から良性疾患まであらゆる術式で対応可能
胃がん、結腸がん、直腸がん、食道がん、肝がん、膵がん、胆道がんといった悪性腫瘍はもちろん、胆石、虫垂炎、鼠経ヘルニア、肛門疾患といった良性疾患の手術も多く、守備範囲は非常に広いです。2018年からロボット支援下手術を導入し、あらゆる術式に対応できるようになりました。現在は、食道、胃、大腸がん(結腸がん・直腸がん)、膵臓がんの4つの領域でロボット支援下手術を実施しており、かねてより注力してきた低侵襲手術をより高精度で行えるようになっています。
紹介から平均1カ月以内での手術実施をめざす
手術を待つ時間は、誰でも不安なものです。当院では、患者さんの待機期間を減らすために、かかりつけ医のご紹介を受けてから初診、検査を経て手術まではおおむね1ヵ月をめざしています。高齢の方や合併症が懸念される疾患をお持ちの方も同様です。患者さんの命をお預かりする外科の使命は、「元気に帰っていただくこと」。外来でも、手術室でも真摯に患者さんと向き合い、最善の結果が得られるよう力を尽くしてまいります。
合併症が懸念されるケースにも、安全性の高い手術を実践
ロボット支援下手術をはじめ、患者さんの体の負担が少ない低侵襲治療が台頭し、従来の開腹手術は回避せざるを得なかった高齢の方、複合的な疾患をお持ちの方にも治療の選択肢が広がりました。しかし、体の機能や体力が低下していたり、手術が影響を与える可能性がある疾患があったりする場合、術中・術後に起こり得る合併症について十分検討した上で手術の是非、および手術の方針を決めなくてはなりません。
外科カンファレンスに先立ち、関係する各科と多角的に検討
当院では、合併症のリスクがある患者さんの手術に際して、関係する診療科と協議した上で外科のカンファレンスを実施しています。患者さんが持つ一つ一つのリスクを専門家が分析し、外科が総合的に判断することで、手術に伴う危険を確実に潰すことが目的です。技術力と迅速性、そして高い安全性を重んじ、患者さんの未来を拓く外科手術を実践してまいります。
話しかけやすく、相談しやすい医師でありたいと思っています。どんなに些細なことでも構いません。少しでも不安があれば、まずはお声がけください。
患者さんが元気にお帰りになれるよう、他診療科ともフレキシブルに連携し、外来でも手術でも全力を尽くします。安心してお任せください。
先生にお話を聞きました!
外科 部長 佐藤 彰一
2000年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、藤枝市立総合病院、NTT東日本関東病院、埼玉医科大学総合医療センターに勤務。2016年NTT東日本関東病院に外科医長として着任、2024年より現職。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能専門医。
外科 医長 樅山 将士
2002年横浜市立大学医学部卒業。横須賀共済病院、藤沢市民病院、横浜市立大学附属市民総合医療センターを経て、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校へ留学。帰国後、横浜市立大学附属病院を経て、2018年からNTT東日本関東病院勤務。日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)、ロボット支援下手術プロクター(結腸・直腸)、日本消化器外科学会指導医。