幅広い胸部疾患に対して、迅速な診断と専門性を活かした治療を提供する呼吸器外科。呼吸器外科専門医3名が在籍し、呼吸器内科と連携しながら地域医療の一翼を担っています。
Contents
当院の周辺地域を中心に急性期の呼吸器疾患を積極的に受け入れ
胸部外傷など地域で発症した急性期疾患に対応
地域の総合病院における呼吸器外科として、気胸や胸部外傷、膿胸などの急性疾患に対応しています。これらの疾患は、自宅のみならず出先などで突然起こることもあり、症状や患者さんの状態によっては迅速な対応が重要となる場合があります。そのため、近隣にお住まいの方や当院周辺で発症した胸部の急性期疾患について、院内の体制のもと診断から治療まで対応することを基本的な方針としています。
合併症がある患者さんにも安心の診療体制
胸部の急性期疾患で搬送・来院された方に別の基礎疾患がある場合には、循環器や腎臓、糖尿病などを専門とする院内の各診療科と連絡を取り、治療方針を話し合います。特に高齢の患者さんの場合、複数の全身疾患を併せ持っているケースが少なくありません。迅速な治療の準備と並行して、全身状態を踏まえた検査と治療方針の検討を十分に行い、リスクの軽減に努めています。
呼吸器外科単独ではなく、院内がワンチームとして診療にあたる体制が根付いているため、患者さんの状況、状態に配慮した医療の提供が可能です。
肺がんや若年~高齢者の気胸まで早期社会復帰に向けて専門の医師が治療
併存疾患にも留意しながら肺がんにアプローチ
呼吸器外科で多く扱う疾患のひとつが肺がんです。健康診断や人間ドック、地域の医療機関からの紹介などをきっかけに受診される患者さんが多く、外科治療が検討される症例の診療にあたっています。治療方針の検討にあたっては、呼吸器内科や放射線科などと情報を共有しながら、がんの進行度や患者さんの体力、基礎疾患の有無などを踏まえて総合的に判断していきます。総合病院として院内の診療科と連携しながら、患者さん一人ひとりの状態に応じた治療方針の検討を行っています。
気胸は年齢や原因を踏まえ若年層にも高齢者にも対応
また、気胸も比較的多くみられる疾患です。一口に気胸といっても、若年のやせ型の男性に多く発症し、息苦しさや胸の片側に急激な痛みが出る原発性気胸と、長期喫煙によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺気腫などの持病が原因で胸痛や息切れが起こる高齢者の続発性気胸では大きく病態が異なり、治療法にも違いがあります。
前者の場合、軽度であれば小手術、あるいは経過観察で自然治癒を待つことも少なくありません。一方、後者は肺の機能低下で重症化しやすい上、全身状態が悪く手術ができない方も多いのが現状です。そのため、肺がんと同じく他の診療科と連携しながら、その方に合った治療方針を検討しています。
新体制の当院呼吸器外科の特徴 |
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| 特徴1 | 所属する3名全員が呼吸器外科専門医 |
| 特徴2 | 3名ともにロボット支援手術に対応 |
| 特徴3 | 併存疾患にも配慮した診療体制 |
| 特徴4 | 院内の各診療科との連携した診療 |
| 特徴5 | 肺がんから救急・気胸などに対応 |

吉田先生メッセージ
呼吸器外科では肺がんを中心に、気胸など幅広い呼吸器疾患の診療に取り組んでいます。
チームで協力しながら診療体制を整え、ロボット支援手術なども活用しつつ、より多くの患者さんの治療に携われるよう努めてまいります。

日野先生メッセージ
地域の医療機関や院内の診療科と連携しながら、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を検討しています。これからもチームで協力し合い、患者さんのためになることを日々研究しながら、地域医療における呼吸器外科としての役割を果たしていきたいと考えています。

小林先生メッセージ
呼吸器内科をはじめ、院内の診療科と日常的に連携しながら診療にあたっています。検査から治療、術後のフォローまでしっかり情報を共有し、患者さんにとってよりよい治療の提供をめざし、患者さんの状況に応じた対応を行っています。
先生にお話を聞きました!

呼吸器外科 部長 日野 春秋
2002年長崎大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、東京都健康長寿医療センター、関西医科大学附属病院を経て、2025年4月入職、2026年1月より当院呼吸器外科部長に就任。日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医。

呼吸器外科 吉田 大介
2013年広島大学医学部卒業。藤枝市立総合病院、東京病院、国保旭中央病院、東京大学医学部附属病院、川崎幸病院などで呼吸器外科診療の研鑽を積む。2024年4月より当院勤務。日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医。

呼吸器外科 小林 公彦
2016年東北大学医学部卒業。岩手県立磐井病院、岩手県立中央病院、東京大学医学部附属病院、国保旭中央病院などで呼吸器外科診療の経験を積む。2026年1月より当院勤務。日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医。

