幅広い胸部疾患に対して、迅速な診断と専門性を活かした治療を提供する呼吸器外科。呼吸器外科専門医3名が在籍し、呼吸器内科と連携しながら地域医療の一翼を担っています。
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呼吸器外科専門医3名の新体制で支える低侵襲治療と地域に根ざした医療
呼吸器外科は、2026年1月の小林先生の加入により、呼吸器外科専門医3名による新体制となりました。
低侵襲治療を中心とした前任の先生方の洗練された取り組みと、これまで築いてきた信頼の基盤を引き継ぎながら、総合病院の呼吸器外科として地域に期待される役割を確実に果たしていきたいと思っています。
新体制では、3名の呼吸器外科専門医が在籍し、ロボット支援手術に対応しています。画像診断AI補助やCT断層画像の3D化などを用い、外傷や急性疾患、腫瘍疾患に対する診療を行っています。
また、総合病院の特性を生かし、循環器疾患や糖尿病といった他の疾患を抱える患者さんについては、院内の各診療科と連携しながら治療方針を検討しますので、安心してご相談ください。
呼吸器内科とも密に連携し、検査、治療、術後のフォローにあたっています。
さらに、地域のかかりつけ医の皆さんとの連携を重視している点も当院の特徴のひとつです。救急疾患や高度専門治療が必要な患者さんを積極的に受け入れ、診断や治療を終えた後は速やかにかかりつけの先生方にお戻しすることで、状態に応じた適切な治療を地域で継続的に受けられる環境の構築をめざしています。今後も、患者さんを地域全体で支える医療の要として役割を果たしてまいります。
NTT東日本関東病院呼吸器外科の特色
体への負担に配慮した低侵襲治療の取り組み
ロボット支援手術による肺がんの外科治療
呼吸器外科では、肺がんや縦隔腫瘍などの外科治療において、がんの進行度や位置、全身状態などを多角的に検討し、開胸手術と並ぶ選択肢のひとつとしてロボット支援手術による低侵襲治療を積極的に実施しています。
ロボット支援手術は医師が操作するロボットアームを用い、体に開けた小さな穴から器具を挿入して行う手術方法で、人間の手以上に繊細な動作で技術的特性を活かした手術を実施しています。
切開創を減らす工夫でロボット支援手術がより進化
ロボット支援手術は、開胸手術に比べて切開創が非常に小さいため痛みが少なく、早期の社会復帰につながる可能性があります。当院では、ロボット支援手術の進め方を継続的に検証し、より患者さんの負担を減らせる方法を検討・実施してきました。そのひとつが、手術の際に胸に設ける「ポート(器具を挿入する穴)」の数を減らす取り組みです。
一般的にロボット支援手術では複数のポートを用いますが、症例によってはポートの数を少なくして手術を行うこともでき、胸壁への負担を抑えることにつながる可能性があります。
薬物療法と組み合わせた集学的な肺がん治療
肺がんの治療では、手術だけでなく薬物療法と組み合わせた治療が有用なケースが多くあります。
近年は免疫チェックポイント阻害薬などの薬剤が劇的に進化し、手術の効果の向上が期待できるようになりました。患者さんの状態やがんの進行度などを踏まえ、治療の選択肢や進め方を総合的に検討した後に有効だろうと判断されれば、呼吸器内科などと連携して手術の前後に薬物療法を組み合わせて実施しています。

