A.医薬品によっては、事前に手続きが必要な場合があります。また、携帯する形も注意が必要です。

薬剤部 相野 友理

非常時に備えて鞄の中に常備薬は備えておきたいものです。携帯する際には医療機関で交付された状態で持参しましょう!他の容器に移し替えると、どのような薬なのか成分の確認が難しくなり、渡航先の国によっては持ち込めないことがあります。海外では粉薬は違法薬物と間違えられる事もあるためお薬の剤型も注意が必要です。

特に注意が必要な薬剤として医療用麻薬、向精神薬があります。海外にご自身の治療中の薬を持ち込む場合には、薬剤証明書を医師に書いてもらうことや、事前に渡航先の在日外国公館に持ち込みが可能かどうかを確認することが大切です。

こちらも含めてご紹介した内容は厚生労働省のホームページにて注意事項の詳細が記載されています。海外旅行の機会がある方は渡航の前にご確認ください。