
看護部について About
Message 「生きる」を支える

当院は、急性期医療、がん医療、医療の国際化そして医療デジタルトランスフォーメーション(DX)の先駆者として、常に最前線の医療を提供しています。また、低侵襲治療を積極的に導入し、患者さんの負担を最小限に抑えた治療を実現しています。
私たちの看護部は、「人に感動し、人をつなぎ、『生きる』を支える看護を実践します」という理念を掲げ、日々の看護実践に取り組んでいます。患者さん一人ひとりの思いを大切にし、その人らしい生活を支えるため、心を込めたケアを提供しています。
急性期医療の現場では、迅速かつ的確な判断と行動が求められ、常に最前線での挑戦が続きます。しかし、私たちは技術だけでなく、患者さんとの信頼関係の構築が最も重要であると考えています。患者さんが必要としているのは、専門的な技術だけではありません。確かな判断力とともに、温かなサポートが求められます。私たち看護師は、患者さんの感じる不安や苦痛を理解し、共感しながら、その「生きる」力を支える存在であり続けたいと思っています。
また、当院は医療の進歩とともに、デジタル化を積極的に進め、最新の医療技術や情報システムを駆使しています。この技術を活用することで、効率的で質の高いケアを実現しています。これにより、患者さんにとって安心できる環境を作り上げています。しかし、技術の進化がどんなに進んでも、看護の根底にある「人への思いやり」は決して変わりません。未来の医療においても、看護の役割はますます重要であり、私たちは常に学び、成長し続けることで、患者さまに感動と安心を届けることを使命としております。
これからも私たち看護部は、理念に基づき、患者様の「生きる」力を支え、心に残る看護を実践していきます。
看護部長 吉川 聖
看護部の理念
人に感動し、人をつなぎ、
「生きる」を
支える看護を実践します

この理念の、「感動」という言葉には、様々な意味があります。AI・IoTなどロボットやインターネットが活用され、他職種を含め業務をタスクシフトしたのち、看護師に求められることは、人としての感性の高さや豊かさです。人の気持ちを受けて寄り添い、自らが動き、また情熱をもって人を動かす人であってほしいという意味が込められています。
また人と人とがつながり、共感、共鳴することで、その人らしく生きること、より良く生き、よりよく死にゆく人間の生のプロセスを支えられる、人間性豊かな看護師を育て、看護を提供したいという強いメッセージが込められています。
看護部体制図

医療情報管理部門(Management of Medical Information;
メディインフォ)

医療情報管理部門(通称;メディインフォ)には、2名の看護師が勤務しています。役割は、①品質維持・改善のためのデータ抽出と分析、②システム操作や情報倫理教育、③業務支援のためのICT(※1)・IoT(※2)の導入と管理、④看護記録の整備の4つです。測定できなければ、ケアの改善はできません。メディインフォでは、電子カルテをはじめとする医療通信機器からデータを抽出し、図表化した上で部署や委員会へ提示し、活動を支援しています。
また、患者安全の担保と看護業務支援に貢献するセンシング技術を臨床現場に取り入れ、管理しています。例えば、睡眠モニターやトイレの離座センサーの導入、音声入力による記録や骨伝導による翻訳機の導入検討など、看護師の業務をICT・IoTとタスクシェアリングする仕組みを構築しています。
※1:ICT…Information and
Communication Technology
※2:IoT…Internet of Things