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看護部について About

Message 「生きる」を支える  

看護部長 相馬 泰子

近年、スマートフォンやインターネットを活用した生活が当たり前となり、医療の世界にもデジタル化による変革、DX(Digital Transformation)化が進んでいます。電子カルテ、電子問診、WEB診療予約などの情報の電子化によって、情報の一元化や業務の効率化が進みました。治療分野ではde Vinciといった手術支援ロボットの導入によって、患者さんに低侵襲で安全な治療が提供されているとともに、術者の負担軽減につながっています。ベッドサイドにおいてはセンシング技術の導入によって、患者情報のタイムリーな記録や、状況を察知してナースコールと自動連動するなど、デジタル化による看護業務支援も行われています。

このように医療現場でも広くデジタル化の最新技術が取り入れられていますが、身体的、精神的、社会的ケアの多くは、人の目と手で行われます。そのケアの一つ一つは患者さんの状態を考慮し、その時の最善な方法を選択します。この、人(Man)と機械(Machine)が融合することで、これまで以上に安心・安全な看護実践が可能となりました。

当院は急性期病院であるとともに、がん診療連携拠点病院であり、多くの疾患や幅広い年代の患者さんの治療や手術に対応しています。平均在院日数も10日程度と短く、回復期の病院や地域の医療機関、訪問看護ステーションと連携を取り、医療を継続しています。しかし患者さんの高齢化、病気の複雑性、老々介護、独居、経済的問題などにより、療養環境にも多くの問題を抱えている方が増えていることから、入院前から課題を洗い出し、治療後も日常の生活に早く戻れるように支援していく必要があります。そのためには、病気を治すことだけではなく、生活や価値観を含めた、人を理解し、支援する力が重要と言えます。

私たちは、看護部の理念として “人に感動し、人をつなぎ、「生きる」を支える看護を実践します”を掲げています。

“人に感動する” とは、患者さんや患者さんの大切な方たち、生活を支援する方たち、そして共に働く仲間の心を受けとめることです。

“人をつなぐ” とは、患者さんの命と心と生活を、患者さんに関わる人とつないでいくことです。

私たちは、最先端技術を使い、時代の変化にも対応しながら、24時間、患者さんを見守り、最善のケアを提供することで、“「生きる」”を支えていきます。 看護部長 相馬 泰子

看護部の理念

人に感動し、人をつなぎ、
「生きる」を
支える看護を実践します

この理念の、「感動」という言葉には、様々な意味があります。AI・IoTなどロボットやインターネットが活用され、他職種を含め業務をタスクシフトしたのち、看護師に求められることは、人としての感性の高さや豊かさです。人の気持ちを受けて寄り添い、自らが動き、また情熱をもって人を動かす人であってほしいという意味が込められています。

また人と人とがつながり、共感、共鳴することで、その人らしく生きること、より良く生き、よりよく死にゆく人間の生のプロセスを支えられる、人間性豊かな看護師を育て、看護を提供したいという強いメッセージが込められています。

看護部体制図

医療情報管理部門(Management of Medical Information;
メディインフォ)

医療情報管理部門(通称;メディインフォ)には、2名の看護師が勤務しています。役割は、①品質維持・改善のためのデータ抽出と分析、②システム操作や情報倫理教育、③業務支援のためのICT(※1)・IoT(※2)の導入と管理、④看護記録の整備の4つです。測定できなければ、ケアの改善はできません。メディインフォでは、電子カルテをはじめとする医療通信機器からデータを抽出し、図表化した上で部署や委員会へ提示し、活動を支援しています。

また、患者安全の担保と看護業務支援に貢献するセンシング技術を臨床現場に取り入れ、管理しています。例えば、睡眠モニターやトイレの離座センサーの導入、音声入力による記録や骨伝導による翻訳機の導入検討など、看護師の業務をICT・IoTとタスクシェアリングする仕組みを構築しています。
※1:ICT…Information and
Communication Technology
※2:IoT…Internet of Things

募集要項 ナース専科就職ナビ