A.1日中貼っておく必要はありません。貼る時間を短くしたり、
次に貼るまでの時間の間隔を空けたりしてみましょう。

薬剤師のイラスト
薬剤部 上田 文子

鎮痛成分が配合されている湿布には1日1回貼付(=効果が1日持続する)タイプと1日2回貼付(=効果が半日持続する)タイプがあります。1日1回のものは約8~10時間、1日2回のものは約4~6時間貼れば、成分の多くは皮膚に浸透するため湿布自体をはがしても効果は持続します。新しい湿布に貼り替える場合は数時間、間隔を空けましょう。他にも、患部に水分が残っているとかぶれやすくなるので汗は拭きとり皮膚を清潔にしてから湿布を貼るようにしてください。
また、湿布は何枚も貼ったからといって効果が高まるわけではありません。長期連用も注意が必要です。痛みを予防する効果もありません。過剰に使うと腎障害や胃腸障害などの副作用が出る恐れがあるので、湿布といえども用法・用量は必ず守りましょう。