A.使用するお薬によっても異なりますが、主にほてり、のぼせ、発汗などのホットフラッシュが起こりやすいことが知られています。
ホルモン療法により血液中のエストロゲンが減少すると、ほてりやのぼせ、発汗などのホットフラッシュ、いわゆる更年期症状が起こることがあります。
ホットフラッシュはホルモン療法開始後2~3カ月で出現することが多く、その後自然に軽快することが多いですが、個人差の大きい副作用です。
症状に応じて、温度調節のしやすい服装(カーディガンやストールなど)を選んだり、飲酒、カフェイン摂取、喫煙を避けるなどの工夫で対応します。また、ヨガやリラクゼーションなどの有用性も報告されています。ストレスを溜め込まないよう、リラックスできる環境をつくることも大切です。
症状が強い場合には、抗うつ薬や漢方薬で対応することもありますが、ホルモン剤の種類によっては飲み合わせが問題となることもあります。服用中の薬剤がある場合は医師や薬剤師へ必ず伝えるようにしてください。