急な病気やケガなど、「いざ」という場面で頼りになるのが救急部門です。
院内の各診療科が連携して地域を支える救急部門の機能や診療体制、
地域の方に知っておいてほしい利用のポイントなどについて、
救急科部長の武部元次郎先生に伺いました。
診療科を超えたチーム医療24時間体制で地域を支える救急部門
トリアージにより適切な治療へつなぐ
当院では、救急部門を地域医療の重要な窓口と位置づけ、2024年から体制の強化に取り組んできました。
現在は、昼間は救急科、夜間は 5 系統の診療科の医師が救急部門で診療を担当し、必要な検査や初期治療を行った上で各診療科につなぐ体制を確立しています。
救急医療では、症状の緊急度や重症度を見極める「トリアージ」が極めて重要です。救急科医師が中心となり、患者さんの状態を迅速に判断することで、必要な医療を適切なタイミングで受けられるようサポートしています。
昼夜を通じて支える救急医療の診療体制
日中の救急診療は、豊富な救急診療の経験を持つ救急科の医師と研修医が中心となり、患者さんの初期対応を一元的に担っています。
検査の結果、手術や入院が必要と判断された場合は、速やかに専門の診療科に引き継ぎ、適切な治療を継続します。院内には多くの専門診療科がそろっており、各科のバックアップ体制が整っていることも当院の特徴です。
一方、夜間は各診療科の当直医による診療体制となり、内科系・外科系・循環器系・脳神経系・産婦人科系の 5 系統の医師が診療を担当します。必要に応じて院外の専門の医師へ応援を要請するなど、臨機応変な 24 時間体制で地域の救急医療を支えています。
かかりつけの責務を果たし地域の救急ニーズに応える
普段から当院を受診している患者さんが平日診療時間外や土曜・日曜、祝日、年末年始などに急変した際には、経過や病状を理解している担当医が診療するまで、救急部門で悪化防止や痛みの軽減を図ります。緊急時にも迅速に適切な対応ができるよう、各診療科の医師と情報共有に努めていますので、ご不明な点はご相談ください。地域住民をはじめ、近隣のオフィスで働く方、周辺の駅や施設に観光で訪れた方などがケガや急病で搬送された場合も積極的に受け入れ、緊急性の有無を判断した上で応急処置をして適切な診療科へと橋渡しをしています。
「#7119」について
救急相談窓口「#7119」を活用しよう

そんなときに利用できるのが救急相談窓口「#7119」です。
電話をかけると医師や看護師、救急救命士といったプロフェッショナルが対応し、
受診の判断や救急手当の方法、適切な受診先などについてアドバイスをしてくれます。
より緊急性の高い方を速やかに高度医療機関へ搬送し、その命を救うためにも、ぜひ活用してみてください。
緊急時に慌てないためにも、覚えておくと安心です。
救急科の役割は、患者さんの重症度と緊急度を見極め、適切な診療科へつなぐことです。 急な体調不良や事故などで普段と違う症状を感じたときは、遠慮なく救急部門へご相談ください。救急医療の最前線での経験を生かし、地域の医療提供に取り組んでいます。
先生にお話を聞きました!

救急科 部長 武部 元次郎
長崎大学医学部卒業後、東京都立墨東病院で救急医療の基礎を築く。心臓外科の研鑽を積んだ後に東京都済生会中央病院で救命救急の現場に復帰し、2025年1月より現職。
「救急医療を志したのは、できないと言わない医師になりたかったから」と話し、適切な初期診療と専門医療への橋渡しに力を注ぐ。日本救急医学会救急科専門医。

