A.抗がん剤の種類によって異なります。
吐き気がほとんど起こらない場合もあります。
吐き気が起こりやすい抗がん剤については、吐き気止めを使用し予防します。
抗がん剤による吐き気は、抗がん剤が脳内の嘔吐中枢に作用したり、消化管の粘膜を刺激したりすることで起こると考えられています。抗がん剤ごとに吐き気の起こりやすさは異なるため、それぞれの起こりやすさに合わせて予防策を考えています。最近では、吐き気止めの進歩により不快な吐き気がコントロールできるようになってきています。吐き気は起こってから対処するより、起こる前に予防することで症状を軽くできるため、吐き気が起こりやすい抗がん剤を使用する前には、吐き気止めを予防的に使用します。吐き気止めには飲み薬、注射薬、坐薬などさまざまな種類があります。症状が強い、または長く続く場合は、吐き気止めを追加して対処することができますので、医師・薬剤師・看護師にご相談ください。
