「病気」や「治療」のこと

AYA世代の中でも、特に20歳代までに多いがんの種類はまれなものが多く、更に、がん全体としては患者数が少ないため、家の近くの病院に専門の医師がいないこともあります。
15~19歳は、小児期のがんと同じ種類であることが多く、心身ともに発達の過程にあるため、小児科で診察を受けることが勧められています。
20歳以上の人の場合には、まずは成人の診療科を受診することが勧められます。ただ、がんの種類によっては、小児科と成人の診療科のどちらで治療を受けるのがよいのか、どの治療法を選択するのがよいのか、医師と相談して決めましょう。治療法についてわからないことや疑問に思うことは、遠慮せずに医師に質問しましょう。

病院には、担当の医師以外にも、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど、質問に答えてくれ、相談にのってくれる医療者がたくさんいます。「病気や治療について知りたい」「心配事を相談したい」と思ったときには、こんなことを聞いてもいいのか?と悩まず、あなたにとって身近で話しやすい医療者に、質問や相談をしてみましょう。
「がん相談支援センター」では、がんやがんによって起こるさまざまな生活上のことなどを無料で相談できます。お電話でも対面でも相談可能なので、気軽にご相談ください。

「学校」のこと

[治療中の学校生活]
[学業を継続できない理由]

治療をしながら学業を継続した人は44.8%で、したくてもできなかったと答えた人は49.3%でした。学業を継続できない理由としては「通院や治療のため学習時間の確保が難しい」「健康や体力に自信がない」と返答している人が多かったです。
休学や退学を決める前に、学業を継続する方法はないか相談してみましょう。在籍している学校の担任やスクールカウンセラー、病院内のがん相談支援センターの相談員と一緒に、どのような方法があるのか、自分自身がどうしたいのかみんなで考えていきましょう。病院によっては院内学級があるところもありますし、大学や短大では学生相談室が力になってくれます。
入院や治療で学業をあきらめるのではなく、活用できるサービスや資源を利用して継続していけるように、まずは周囲の人に相談してみましょう。

不安なことなんでもご相談ください! 「がん相談支援センター」

相談方法

電話相談または対面相談(費用無料) (対面相談時はプライバシー確保のために個室相談室もございます)

受付時間

曜日:平日 時間:9:00 ~ 17:00 休日:土・日、祝日・振替休日 年末年始(12/29-1/3)

対面相談受付

当院1F中央玄関を入り、左側の患者サポートセンターの電話受付へお越しください。案内図をご覧ください。

ご相談・対面相談ご予約 お問い合わせ先

03-3448-6280