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変形性股関節症が悪化した 変形性股関節症に悩んでいる方へ ロボティックアーム支援手術 Mako システム 傷んだ関節を人工関節に
		置き換える人工股関節置換術

人工股関節置換術は、
痛みのある部分を取り除いて
人工股関節で再建する治療方法です

画像:NTT東日本関東病院整形外科医長・人工関節センター長大嶋 浩文 NTT東日本関東病院
整形外科医長・人工関節センター長
大嶋 浩文
人工股関節置換術は、生活の質をよりよいものにする治療方法です。
信頼できる施設が見つかれば、あまり気負わずに一度話を聞きに来てみてください。
診断が付いてから手術するかどうかを考える時間がありますので、患者さんにはできるだけ疑問点や不安なことを払拭していただきたいと考えています!

変形性股関節症の治療
ロボティックアーム支援手術
“Makoシステム”とは、

変形性股関節症に対する人工股関節置換術において、
2019年6月1日に保険適用となったロボティックアーム支援手術“Makoシステム”。

医師がロボティックアームを手に握って操作し、アームが適切な位置に動かす

画像:ロボティックアーム
人工股関節置換術は、X線検査やCT検査の結果をもとに術前計画を立て、人の手で手術を行ってきました。近年、医療の現場に登場してきたのが“ナビゲーションシステム”です。これによって、術中にリアルタイムで角度や深度などに関する支援を受けながら手術することができるようになりました。
その後、術中リアルタイムのナビゲーションに加えて、ロボティックアーム支援手術“Makoシステム”が登場しました。医師がロボティックアームを手に握って操作し、アームが適切な位置に動くことで治療が可能となるシステムです。

術前に立てた計画の通りに治療を行うことが期待できる

画像:術前計画
人工股関節置換術は、インプラント(体内に埋め込む材料や器具)を設置して行う手術です。どの位置にどの程度の深さで、どのようなサイズのインプラントを設置するのかを術前に検討することが非常に重要となります。近年ではMakoシステムの登場により、術前に立てた計画の通りに治療を行うことが期待できるようになりました。

Makoシステムの特徴

NTT東日本関東病院 人工関節センターでは
「早期社会復帰と動作制限のない治療」を目指し日々の診療にあたっています。

手術の正確性
イメージ画像:手術の正確性 患者さんに合ったポジションに人工関節の部品を設置でき、術後の合併症の1つである脱臼を減らすとともに、術後の動作制限の緩和にもつながることが期待できます。
体への負担が減らせる低侵襲性
イメージ画像:体への負担が減らせる低侵襲性 視野を確保するために押さえたり広げたりする必要がなく、股関節周りの筋肉や筋を温存できることから、手術によって体にかかる負担や筋力の低下などを可能な限り抑えた治療が可能です。
安全性の向上
イメージ画像:安全性の向上 予定計画域を超えるとアームが自動的に止まる機能があります。そのため、関節の周囲にある大事な神経や血管を傷付けるリスクが抑えられ、安全性の向上につながっています。
長期耐用性の向上
イメージ画像:長期耐用性の向上 適切なポジションに設置すれば余分な力が加わりにくく、摩耗を減らすことができます。患者さん一人ひとりに合ったポジションに人工股関節を設置できれば、摩耗抵抗性の向上により部品を長持ちさせることが期待できます。
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手術の準備から退院後までの流れ

基本的に入院期間は10日から14日程度です。多くの方は平地の歩行や階段の上り下りができるようになったタイミングで退院します。

手術の準備
まずは手術日を決定し、そこから逆算して手術の準備を進めていきます。
手術の約1か月前から、全身麻酔を受けられるかどうかなど健康状態を確認する術前検査、合併症の管理、手術そのものの準備などを行います。
入院から退院までの流れ
手術の前日に入院となりますが、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している方などは少し早く入院していただきます。また当院の場合、手術の前日に軽いリハビリテーションを実施します。
全体重をかけて歩く本格的なリハビリテーションは手術の翌日から始まります。
仕事への復帰のタイミング
仕事に復帰するタイミングは職場の環境や仕事内容によって異なるため、医師にご相談ください。
十分に回復してから復帰したい、歩行ができるので早々に復帰したいといった個々の状況に合わせて検討します。

手術後の生活について

画像:手術後の生活

日常生活での動作制限はほぼないことが期待される


先述のようにMakoシステムを導入している当院で手術を受けた患者さんには、日常生活での動作制限はほとんどないことが期待されるとお伝えしています。
ただし、転倒には十分な注意が必要です。転んだ際に人工関節の周りを骨折してしまう危険性があるため、散歩や体操などの適度な運動をしたり、手すりをつけるなど環境改善に取り組んだりといった転倒予防を行うことをおすすめします。
画像:適度なスポーツ(ジョギング)

適度なスポーツは問題なく楽しめる


ゴルフやテニスなど適度な運動は問題なくできます。
転倒や転落の恐れがあるスポーツ、競技者の間で接触があるスポーツ(コンタクトスポーツ)、跳躍を必要とするスポーツなどは、股関節に強い衝撃がかかることから耐用性および事故の恐れがあります。具体的には、バレーボール、バスケットボール、サッカーなどは注意が必要です。スキーが趣味という方もよくいらっしゃいますが、転倒すると脱臼や骨折の危険性があるので十分注意していただきたいと思います。
軽いジョギングはハイキング程度であれば問題ありませんが、毎日10km以上など長い距離を走るとなると股関節の負担が大きくなります。耐用性の高い特殊なインプラントを使用する選択肢もありますので、医師と相談することをおすすめします。
画像:定期検査

治療が終了しても1年に1回は定期検査を


退院直後は1か月に1回程度、術後は3か月、6か月、12か月で受診していただくことが基本です。以後は問題がなければ、通院できる方は1年に1回は外来に来ていただくようお伝えしています。長期耐用性の問題があるほか、高齢になってからは転倒・転落のリスクも出てくるためです。
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NTT東日本関東病院
人工関節センターについて

多職種で治療にあたっている治療チーム

画像:多職種で治療にあたっている治療チーム
当院の人工関節センターには、看護師、理学療法士など多職種のスタッフが加わって治療チームを構成しています。幅広い診療科がそろっているため各科の専門家と連携し、複数の病気を抱える高齢の患者さんなども含めて、患者さん一人ひとりにあった治療の提供に努めています。気になることがあれば、ぜひご相談いただければと思います。

患者さんのことを考えて、普段どおりの生活を取り戻していただけるように

画像:NTT東日本関東病院
変形性股関節症は良性疾患であり、よい状態で治療を受けられる条件が整うまで手術を待つことができます。だからこそ、より安全に、より確実に治療を行わなければならないと考えています。当院はMakoシステムのような新しい治療に取り組んでいますが、まずは“当たり前のことを当たり前に、一所懸命取り組むこと”を大切にしている病院です。患者さんのことを考えて、普段どおりの生活を取り戻していただけるような治療を心がけています。

気になることは
それぞれの関節の専門科に相談を

画像:関節の専門科
人工股関節が必要になる病気は変形性股関節症だけでありません。難病指定されている特発性大腿骨頭壊死症や、近年増加している大腿骨頭軟骨化脆弱性骨折などが挙げられます。
中でも大腿骨頭軟骨化脆弱性骨折は、高齢者の転倒による骨折とは異なり、つまずいたり足をねじったりするような軽微な外力によって引き起こされます。骨粗しょう症がベースにある方の大腿骨頭軟骨化が原因と言われており、軟骨の下の骨がグシャッと潰れるような骨折です。骨折してすぐではX線画像に写りにくく、気付いたときには進行してしまっている恐れがあるため注意が必要です。股関節の周りが痛い、調子が悪いといった気になることがあれば、遠慮せず股関節の専門家を受診することが大切です。
股関節・膝関節・肩関節の専門医

人工関節センター ドクター紹介

画像:大嶋 浩文 NTT東日本関東病院 整形外科医長・
人工関節センター長

大嶋 浩文

得意な分野 股関節 人工関節 Makoオペ対応
主な経歴
  • 弘前大学医学部(2004年)
  • JR東京総合病院
  • 心身障害児総合医療療育センター
  • 東京都立広尾病院
  • 東京逓信病院
  • 東京大学医学部附属病院
資格
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 運動器リハビリテーション医
  • 認定リウマチ医
  • 日本スポーツ協会 公認スポーツドクター
画像:柴山 一洋 NTT東日本関東病院 整形外科・
スポーツ整形外科・
人工関節センター

柴山 一洋

得意な分野 肩 肘関節 スポーツ
主な経歴
  • 東北大学医学部(2007年)
  • 大崎市民病院
  • 東京大学医学部附属病院
  • 都立墨東病院
  • 関東労災病院
  • 船橋整形外科病院
  • 都立広尾病院
資格
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本スポーツ協会 公認スポーツドクター
画像:大嶋 浩文 NTT東日本関東病院 整形外科・
スポーツ整形外科・人工関節センター

高木 健太郎

得意な分野 膝関節 スポーツ Makoオペ対応
主な経歴
  • 東京医科大学医学部(2009年)
  • 東京逓信病院
  • 浅間総合病院
  • 茨城県立中央病院
  • 国立病院機構相模原病院
  • 三宿病院
  • 東芝病院
  • 東京大学医学部附属病院
資格
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本スポーツ協会 公認スポーツドクター
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股関節に負担がかかり軟骨のすり減った状態

図解:股関節に負担がかかり軟骨のすり減った状態
股関節は、受け皿になる骨盤側の寛骨臼(かんこつきゅう)と、太もも側の大腿骨頭(だいたいこっとう)が噛み合ってできている球関節です。この大腿骨頭が寛骨臼にしっかりと被さることで体重が支えられています。
しかし、大腿骨頭の被り方(被覆:ひふく)が生まれつき浅い骨格の方は、健常な方と比べて体重のかかる面が少ないため、年齢を重ねるとともに股関節に負担が集中し、軟骨のすり減る割合が通常よりも多くなります。
軟骨自体は痛みを感じる組織ではありませんが、軟骨がすり減ると骨が表面に出てきてしまい、体重がかかったり動かしたりしたときに痛みを感じるようになります。この状態を変形性股関節症と呼びます。
画像:変形性股関節症の症状

変形性股関節症の症状


変形性股関節症で痛みが出ることが多いのは、股関節のあたりや鼠径部です。ただ、人間の感じ方は大まかなもので、お尻、太ももの外側、膝の全面、場合によっては脛(すね)が痛いという患者さんもいます。神経は脳から脊髄(せきずい)を通って枝分かれしていくため、股関節が痛いとその支流にあたる太ももの外側、脛などが痛いという方もいます。中には、膝や腰の痛みが手術をしてもよくならず、よく調べてみたら変形性股関節症だったというケースもあります。
画像:変形性股関節症の検査・診断

変形性股関節症の検査・診断


変形性股関節症を診断するためには画像検査が重要です。ただし、原因が股関節にあるのか、腰や膝など別のところにあるのかを区別するために、股関節を専門とする整形外科の医師が丁寧に診察することが大切だと考えています。ある程度高齢になると、股関節だけでなく腰や膝も調子が悪くなっていることはめずらしくありません。患者さんの症状がどこからきているものなのかをしっかりと判断します。

よくあるご質問

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